Lila style 代表の岩田です。
今回は、私自身のビジョン、そして Lila style の活動を通して目指している未来について、共有させてください。
パニック障害を経験した人にしか、わからないことはたくさんあります。
そのひとつに「パニック発作や予期不安がないときは、健常者と同じように働くことができる」という実感があるのではないでしょうか。
そしてそれは、決して思い込みではなく、事実であることも多いと私は感じています。
パニック障害は、慢性的に“お荷物”になってしまうような性質のものではありません。
それにもかかわらず、「精神疾患」という重たい言葉で一括りにされ、「雇用するうえで問題がありそうな人」「周りの人に負荷をかけそうな人」と見られてしまうのではないか——
そんな不安を抱えやすい風潮があります。
その風潮の中で、傷ついてきた人は少なくありません。
Lila style は、「パニック障害がある=雇用するうえで問題がある」という、世間の無知から生まれた思い込みを、変えたいと思っています。
もし、Lila style を通して就職した人たちが、それぞれの職場でしっかりと成果を出し、評価されるようになったら。
「パニック障害があっても、雇用の場で特別な問題になるわけではない」「周囲の正しい理解さえあれば、十分に戦力として活躍できる」
そんな事実が、病気に理解のない人たちにも、少しずつ伝わっていくはずです。
私が目指しているのは、パニック障害をマイナスとして扱う社会ではありません。
パニック障害があることも、その人を形づくるひとつの「個性」として受け止められる社会。
そしてパニック障害を、隠さなければならないものではなく、堂々と言っていいものとして語れる世の中です。
私は、貧血や気管支喘息といった持病も持っています。その二つは、面接官に伝えることができます。
けれど、パニック障害はやはり言えない。言った瞬間にマイナスになると分かってしまうからです。
そんな「無慈悲な病の差別」を、私はなくしたいと思っています。
実際にパニック障害は、「絶対にバレたくない⋯」と隠そうとすればするほど、悪化しやすい類のものです。
無理をして、頑張って、我慢して⋯それは当事者にとって一番つらいことであると同時に、パニック障害を持ちながらも高い能力を持つ人たちを、無知から差別してしまうことは、社会全体にとっても損失だと感じています。
そのことに、社会が気づいてくれる未来を見据えて、Lila style は活動していきます。
だからこそ、Lila style を通して就職される方には、ぜひお仕事で成果を出していただき、立場や報酬という形で、企業にもきちんと価値を還元していただきたいと考えています。
そのために、Lila style は就労支援にとどまらず、昇給やスキルアップのサポートにもしっかり取り組んでいくつもりです。



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